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失敗するひとは偉いのか

 失敗をして人は成長するという。ある転職活動中の人が色々な面接を受けてきた中で「あなたはどんな失敗を色々してきたのか」と問われたらしい。で、何を思ったかというと”なんで失敗した前提なの?失敗したやつが偉いの?失敗を事前に回避する能力は評価されないのか?”ということらしい。

 さて、失敗を事前に回避する能力に価値があるのかというとこれはYESだろう。無いよりあるほうが良いに決まっている。しかし、真に必要な能力は思うに「成長する力」なのだ。それとコミュ力さえあれば残りの能力は基本的に絶対に必要ではないのだ。社会人になって思ったが、失敗の責任は基本的に上司にある。つまり、失敗を回避する能力というよりかは後輩を失敗しないようにしてあげる能力のほうが重要なのだ。実際に必要な能力という点ですらそうなのだから、面接で特段聞きたいはずもないだろう。

 そもそも、失敗をするということ自体は基本的には恥ずかしいことだ。これは実際にどうとかそういう話ではなく個人的な感情の話だ。しかし、だからこそ次はその恥ずかしい思いをしないようにするというのが成長であり学習であるのだと思う。人はそう簡単に自身のポリシーを変えない。他人に”夜中にポテチを食わないほうが良い”といわれても、そんなことをしている人は辞めはしないだろう。いくら理屈を並べたところで”そんなことわかってるわ”と思うだろう。健康診断で引っかかって初めて反省する。人は自身で実際に経験をすることが一番簡単に成長できるのだ。

つまり、失敗を恐れることそのものが愚かであるといえる。もちろん、経験したことのある失敗を何度もするのも、失敗をしても何も顧みないのも愚かだが、そうでさえなければ失敗することが確実な知識を作る一番の方法といえるだろう。トライアンドエラーというやつだ。

失敗をする人、失敗を恐れない人は偉いといえるだろう。