年金とかいう謎システムの話し

ちょっと前にも一回書いた気がするのですが、今回は個人的に腹の立った話をしたいです。年金について。

 まず、国民年金のシステムそのもののおさらいですが、年金は年々支払額が変わります。今はおおよそ月1万6000円らしいです。そして、満額払っていた今年から受給する人はおよそ6万5000円毎月もらえる計算になるようです。そして、システムを使う側(つまり国民)は、”将来の自分のための積み立て”としてお金を払っており、逆に運営する側としては、”今のお年寄りに年金を払うための財源”としてお金を集めているという関係になると思います。

支払額と受給額に関しては、一応許容範囲かなって思います。支払い期間は40年間あるので、およそ75歳まで生きれば利率0％になるくらいの計算になりますね。

さて、今このシステムが崩壊しようとしているのは皆さんご存知の通りです。これはいつだかの記事で書いたとおりですね。だから、半ば国民の義務として払わせることに無理があるという話しをしました。かといって打てる手立ては姥捨て山するくらいしかないとも思いますけどね（）あとは国民を増やさせるしかないかな。ここら辺は主題ではないので次回にでも

で、今回何が起きたのかという話しをします。私は現在学生で、免除してもらえる立場にあります(とはいっても、受給額が減額されるので免除されているのは支払いではなく支払い”義務”ということになりますが)。20になった翌年の頭に、去年分と今年分を同時に出したんですよ。そしたら”来年度分は来年度以降に出してください”って帰ってきたんですね。まぁ、来年学生やっているとも限らないし、理屈は一応分かる。で、確認したところ”過去ね2年度分まで出せる”って説明があったので、”じゃあ書くの面倒だし、ギリギリになってからまとめて出そう”って思ったんですよ。この理屈は当然出てきますよね。

でも、年金センターがクソほど煩くて、ほぼ毎月”免除の手続きしてください”みたいな手紙を出してくるんですよ。なんかそのうち支払い用紙を送りつけてくるようになったしね。まぁほぼ開封していないんですけど。資源の無駄だと気付け馬鹿。

ここまではまあわかる。問題はここからなのだ。親の元に手紙がいって”増税までに支払いがなかったらお子さんの分も払ってもらいます”みたいなことになったんですね。もうね、本当にありえないと思いましたよ。なにより支払いを強く要求する理由が”消費増税”であることに。だって、10月に入って親が年金払ったらその額には既に10％の税がかかってますからね。どんだけ金欲しいんだよ。

そもそも、私は”2年間はさかのぼって申請できるからまとめて申請しよう”って思って、実際にそれを実行しようとしているんです。すくなくとも今年度末までは申請できるはずだったんですよ。なのにもかかわらず、その分を強制的に支払わせると来た。言っていることが違うじゃないか。かなり前から消費増税がされることくらい分かっていたのに。まるで消費者金融のようなシステムだなって話しですよ

返金手続きのような、相手が得をするシステムには、面倒な制約をたくさん加えて、”面倒だから書類書くの辞めよう”と思わせようとするんです。逆に、自分たちが得するようなことは、契約書に小さく書いてあったりして、見落とすと絶対に裁判で勝てないような構図になるんですよ。年金の免除や確定申告がそれですよね。

国としてどうなのって、色々なところで言われていますが、消費税より何より一番目立って破綻していて、国民(というか僕ですが)の消費意欲をそいでいて、”払いたくないのに払わさせられる”感が強い年金というシステムで、こういう守銭奴的なムーブ決めていることが個人的には許せない。

だって、もし全国民に強制的に払いさせたいなら全国民に国が管理する通帳を与えて、全ての給与はそこに振り込ませて、毎月年金を引けば良いじゃないですか。そしたら確定申告なんてしなくても、勝手に年末に引きすぎた給料を戻せるじゃないですか。なのにしないのは”手続きを面倒くさがる人間から搾取するため”でしかないように見えてしまうという話しです。

老人の生活を保護するために、補助金を出す必要があるのはわかる。その財源が必要なのも、その若者一人あたりの負担が昔より高いのもわかる。それは憲法で保障してしまっているんだからしかたがない。でも、今のシステムは、払い渋った人間からは年金受給額をへらすんだから、そしたらその人の生活が保護できないことになるが、それで許されるわけもない。だって年金は”国民の義務”ではないのだから、それを渋ったところで、国民の義務を果たして、対価として権利を得ることが出来るはずなのだから、このシステムは実質的に国民に強いる負担を減らす事がなくても、面目は変えなければならない。そのせいで経済の周り具合が変わるというのなら、それはもうどうしようもないね。ドンマイ日本人未来はないぞ。