ラバーダッキングするブログ

脳みそ垂れ流しブログ

フェミニズムの対抗勢力がちょっとやばい方向に進んでいそう

すげぇ香ばしい人をみつけた

最初の感想は

う~~~~~~ん さすがに怖すぎない?w といった感じ。

一応先に自分のスタンスをはっきりさせておく。僕は男女平等みたいな意見には反対派なのだ。というのも、そりゃ同等の能力を持っている男と女がいたときに、女性だという理由で評価を落とすのは、間違いだと思うが、 例えば「その女性には生理があり、月一で能力が落ちる」という部分を含めたら女性のほうが能力が低いと判断したら、それは男性であるということが理由で優位性を認めても良いと思っている。

でもこれは「国としての発想」ではない。 ここで言う差に忠実に能力給を与えるなら、月に一日だけ能力が半減してしまう人と、常にフルで動ける人の差は月給で1.5%の差しか出ないわけだが、実際にはこの差が原因で就職に失敗する可能性もある。 そしたら月給の差は100%となってしまう。こういった状況から弱い立場の人間を守ることができるのが政治であり、これを守ることで結果的に国全体の生産力が伸びるという構造である と自分は理解している。

また、何かハンデを持っている個人を守る仕組みは、そういった人が守られているという事実そのものが必要な場面が多いだろうとも思う。これは多くの人間にリスクある行動を許し、称賛するための仕組みであるはずだからだ。 

ここで、本件に戻る。要するにこれは過度な反発であり、それは何に対してかというと、フェミニズムによる、「女性の権利」や「子どもの権利」といったものが、不当に損なわれている状態に対する反発運動によって、その範囲外の人間の不利益が著しいという事態にだ。ベビーカーが邪魔でエスカレータを歩いて登れないような状況や、「妊婦であるアピールをしているのに席を譲ってくれないクソ野郎がいる」みたいなツイートに対して、嫌悪感を抱いているのだと思う。

気持ちはわかる。障碍者を守ることが必要だというのは、先述のとおりだが、それでも限度というものがある。この限度がない世界は、私が思うに共産主義社会主義的なもので、 現代の思想に反しているからだ。人によっては、自分の人生に大きな不満を持っており、そういった人々は「自分は超頑張っている。恵まれなくても、どうにか助けを借りずに生きている。なのにもかかわらず、こいつらは幸せそうな顔をして子供を作り、あまつさえ自分に負担を強いるだなんて」という感情をもってしかるべきだ。

これを社会問題としてとらえるならば、この人が悪いというよりかは、社会システムそのものの問題であり、こういった事態が起きないようにするのは個人ではなく国の責任としてとらえるべきのように感じる。 

とはいえ、だ。 感情はわかるとはいえ、ここまで攻撃的だと逆に怖い。というか、むしろこの極論的な発信によって、似たような意見を持つ人間が「うわ。。。」と思うことこそが狙いなのではないかと思えるほどだ。 とはいえ、ちょっとツイートをさかのぼる限り、そうでもなさそうで、本気で言っているように思う。(こんなキャッチ―なものを作れるデザイン力があるなら、もっとできることいくらでもあるように感じる)

ただ、だれかがこのような発信をしたということは、発信しない・できない・観測されないだけで、同様の意見を持つ人間はある程度いると考えて差し支えないと思う。ここまでの攻撃性をもった発信をする人を作り上げてしまった責任は、フェミニストや権利団体のようなコミュニティと、この人の広義での「貧しさ」を増長させた社会そのものにあるだろう。 実際これは実世界に損害を与える可能性がありその危険度は「ロリのエロコンテンツの存在が、実在する女性や女児の権利や安全を脅かす」という理論以上のものだと思う。

日本の国民性もあるし、あまり大きな波を生むようなこともないとは思うが、今後も注視していくべきだろう。