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出生率の低い原因を個人的に考えてみた。

日本の現在の出生率1人の女性が生涯に産む子どもの数にあたる合計特殊出生率は1.42だそうです。日本人は男女比がほぼ5:5なので、このままいくいくとそのうち国民が減って絶滅しそうですね。

さらに生涯未婚率は現在男性がおおよそ25%、女性が15%だそうで、若者の未婚者のうち、結婚する気のもとからない人間は男性が15%、女性が10%程度となっているようです。またそのうちできればしたいと考えている人間のうち、相手を探す努力を一切していない人間は6割程度だそうです。

ここまでデータを見ると少し見えてくることがあって、みんなに金銭的な余裕を与えることで必ずしも子供がふえなさそうですよね。明らかに子どもを作ることに生き物として熱意が足りていない。(僕もその一人ですが)

恋人を作るとかそういうことに対して、昔と比べて熱意が少ない。それが「将来への不安」とかよりよっぽど子供が少ない理由なんだと思うんです。

恐らく、自分がなんも頑張らなくても社会は回るし、子供を産まなくても労働力は足りているし、結婚なんてしなくても今の社会ならネットがあるから孤独にもならない。楽しいことや遊び嗜好もいくらでもあるから、特定の相手なんていなくても幸せになれる。そんなお金とは関係のないところのほうが、よっぽど出生率の低さの「重み」が大きいと思うんです。

小学校の時、人口ピラミッドの遷移みたいなのを教わりましたよね。今の常識では、先進国は老人が割合的に(絶対数的にではなく)増えるんです。でもその次のステップにたどり着いた先進国の次の姿には、時間的にまだたどり着けていません。生きていくだけで精いっぱいだった社会から、そうではない社会になって、まるまる1~2世代くらい時間がたったら、案外、絶対人数の少ないピラミッド型になるのかもしれないですよね。

もし、お金だけが理由で結婚しないのなら、例えばインドや南アメリカなどの子供がたくさんいるのが当然な日本より事実上貧しい国がある説明がつきません。他国は他国といっても、日本も貧しい時代のほうが子供いたんだから、まあそういうもんということですよ。子供が増えないのは豊かな証拠なんだ多分。