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大学は社会じんを育てる施設じゃないよね?

大学にいながらインターンをしたり、ある程度の能力を持っていて自分で稼げるけど大学にいるような人間に接したりしていて、違和感を感じた部分があった。

「有名な大学の学生で情報系の学科で勉強しているのに、こいつら全然プログラミングとか出来ないがどうなの?」と、皆いうのだ。

私が3年と少しの間大学に通って得たこれに対する回答は「別にプログラミングできるようになって欲しいわけじゃなくて研究して欲しいだけなんだが」というのが大学の思っているところであり、カリキュラムの作成方針なんじゃなかろうかと

そりゃもちろん、大学の人気は結局日本の場合どんな研究をしているかより、どんな就職実績であるかのほうが重要視されていると思うし、大学も学生に対してある程度就職活動に関する指導をする。でも、そこがメインだと思うと、どう考えても非効率すぎる。だし意欲を見せて高卒で採用してもらった方がおそらくその人にとって幸せだ。いらない勉強なんていらないのだからしても無駄でしょう。

あ、でも例外もある。たとえば先生になるための教育大学には教員になるための手段の一つとしては一考の余地がある。先生になるにあたって、色々学んでおくと便利(かもしれない)なことが学べるし、自分が何を学ばなければいけないかを考えたり調べたりしなくても、勝手に答えがむこうからやってくるのだから、時間と金は他の選択肢より多く必要であっても、その選択に正当性はあると思う。

だから、大学のある存在意義は、研究活動にあるはずなのだ。そういった研究活動が出来るような人材を企業が求めた結果今のようなことになっているのだとも思う。僕の場合は勉強したいことがあったからよかったけども、別にそうじゃないけど就職していい給料をもらうためには高卒より大卒がいいみたいな教育を高校のときにされたら、だれでもとりあえず大学を目指すことになるでしょうよ。で、そしたら大学付属高校みたいなところ(まぁ僕もいっていたわけですが)や塾、予備校はもうかりますよね。 ほんとうに良く出来てるシステムだわなw

かなり脱線した気がするが、ようは、お前らが比較している対象はプログラミングだけを追求しようとしている人間でもなければ(諸説ある)、すぐに実戦力になる人材として教育されているわけでもない。ということだ。 研究者にとって、プログラミング言語はあくまでツールであって、自動で計算したりしてくれればそれでいいはずなのだ。(プログラミング言語の開発をしている研究室も世の中にはあるので、一概には言えないが、ほぼそのはず)

大学生の諸君は、社会に出たら結局絞られるし、それがデフォルトとして見られているから、無知であることを自覚してがんばれば、特に今大学で全然ちゃんと学べていないと思っていたとしても、問題なと思いますよ。自分の専攻や研究についてべらべらと語れるようになることの方が就職活動には有利かもしれないレベルで。