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刑事犯罪の容疑者の実名報道をやめるべきである。是か非か

なんか最近小学2年生の女の子がどうのこうのってよくテレビで報道されてるじゃないですか。ろくに見てないんで進捗の方はどうなのかとか全く知らないんですけど、twitterで「容疑者はオタク、ロリコンだった」見たいな報道がされるの意味分からなくない?って話を良く見かけるんですが、本当に気に食わないですよね。

まず、これに限った話じゃなくて思っていることがあって、それがタイトルの話ですね。まぁ別に「こんな事件がありました。犯人は捕まりました。年齢がいくつの性別がどっちで、容疑を認めています。」程度の内容、つまり警察が発表する程度の内容であれば、良いとも思うんですよ。犯罪の抑止力にも多少はなっている気がするし。でも、容疑者や被害者がどんな人だったのかというパーソナルなデータってクソほど要らなくないですか?あれを報道して何になるのか私は説明して欲しい。

逆になぜそこまで否定的になるかという話をしよう。一つは「印象操作が行える」という点。これは今回の例なら「ロリコンがリアルの幼女に手を出した」見たいな事を報道をしてオタク文化を殺そうとしているというところです。「小学生誘拐事件を起こした犯人は99%の確率でパンを食べたことがある」みたいなこといわれても、それが擬似相関なのは自明ですが、こういう書き方をすることに悪意があるように思えます。というか多分マスコミのオタクに対する先入観でこういう記事が出されるんでしょうね。まぁそれが許せないという話なんですが。

2つ目は「インタビューされる人の気持ち」です。例えば、容疑者の母親に「どんなひとだったんですか?どんな気持ちですか?」ってインタビューしてたりしますが、記者お前は何様のつもりなんだと私は言いたい。被害者の関係者でも同じですが、心の傷抉って何が楽しいんでしょうかね?テロップで「涙が...」みたいなこと流れても「いやいやいやお前ら冷静だな」って話ですよ。一般人に半ば強制的に取材して応じなかったら何も答えてくれなかったみたいないかにも相手が悪いみたいな書き方してくる。

3つ目は「視聴者の気持ち」で、あんなん見て気持ちよくなるやつおるんか?って話です。いやいたとしたら心捻じ曲がっているよね。僕はそういうの見るの嫌いなんで同じようなこと思う人は少なくないでしょう。そう信じたい。

んで、ここまでくるとそもそも刑事犯罪に関する実名報道ってそもそもいらなくね?っていう話になる気はします。もし犯人が捕まっていないあるいは分かっていない状況で危険を周知したいならそれはマスコミに言うのではなくて(まぁやってるとは思いますけど)その地域で自治体がメールなりなんなりで個人が特定できないようにして周知した方が自分事っぽく感じられるし、良いんじゃないかなと。やっぱテレビ局は嫌いです。