アニメレビュー いぬやしき
Amazon primeにいぬやしきがあったんで一気見したんでレビューします。 これからも見た映像作品は積極的にレビューしていきたい。
まずあらすじは、サラリーマンの主人公がよくわかんないけど機械人間にされちゃって、その力で世界を救うというものです。
この主人公と同じ時間同じ場所にいた青年も同様に機械人間になってしまったが、こっちはその力で人を次々と殺していく。(途中人助けもします)
二人とも自分が人間であるという実感がほしくて、方や人助け、方や人殺しを続けて、最後には衝突をします。
今までの人生が、自分自身が、やっと好きになれたと最終話に主人公がかっこよく言ってくれます。ぜひこのシーンを見ていただきたい。
中盤の見所は「悪役」が改心しようとするところでしょう。素顔を隠して自分にしかできない方法で人々救います。でも、世間はそんなこと知らないから、結局狂わされてしまいます。この悪役の人間らしさと人間の悪性の描写が素晴らしいです。作者はどうやら日本人(特に匿名性にあぐらをかいて批判だけするような人間)が超嫌いなようですね。程度はどうであれそういう悪に対する嫌悪は非常に同感できる。
また、お前が機械になったらどうなるだろうかという部分で考えるといろいろ考えるところがあると思います。
1,2話は心が苦しくなるし、凄い退屈かもしれませんが、最後まで見ればその良さがわかる作品なんで多少のゴア表現が耐えられるなら是非見てください